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社会人に求められるスマートな文章を書くテクニックポイント10選

ちょっとした気遣いをするだけで、文章力は劇的に向上します。

文章力の向上によって、仕事のスピードも上がります。

ぜひ、参考に・・・!

1.結論を最初に書く

文章においては、最初に結論を書くことで文意が明確になって読みやすくなります。
例文を見てみましょう。

悪い例

「わたしは彼のことを愛しているのかもしれないし、愛していないのかもしれない」

・・・いや、どっちだよ。と突っ込みたくなりますね。
愛に揺れ動く心を描きたい気持ちは分かります。
ただ、その揺れ動きがどれくらいなのか、よく分かりません。
こういう文章は、読者に想像を委ねる一文となりますので、普通の文章で使わないでください。

良い例

「わたしは彼のことを愛している。だが、プロポーズを受けるかどうか迷っている」

プロポーズは一例です。なんでも置き換えて大丈夫です。
ただ、先ほどの文章と異なり、揺れ動く心がどんなものか、よく分かる内容だと思います。
結論を書くことで、全体がスッキリします。

2.主語をはっきり明示する

海外の人が日本語を学ぶ時につまずきやすい点です。
例文を見てみましょう。

悪い例

「田中先輩の協力のおかげで、定時に帰れた。」

一見、問題なさそうですね。ただ・・・

良い例

「田中先輩の協力のおかげで、鈴木先輩は定時に帰れた。」

なんということでしょう。
定時に帰れたのは「私」ではなくて、「鈴木先輩」だったのです。
主語が抜けると、こういう伝達ミスが起きます。気をつけましょう。

3.修飾語の位置に気をつける

これ、できてない人、すごく多いんですよね。
例文を見てみましょう。

悪い例

「美味しい恵比寿のスイーツ屋がある」

会話の感覚だと問題なさそうですが・・・

良い例

「恵比寿に美味しいスイーツ屋がある」

そう。
美味しいのはスイーツ屋であって、恵比寿ではないです。
使いたい修飾語が、どの言葉にかかるものか、よく意識しましょう。

4.修飾節と修飾句の順番に気をつける

例文を見てみましょう。

悪い例

「意欲的に音楽を聴きながら勉強した」

先ほどと似たエラーが起きてますね。
どっちが意欲的なのだろう。

良い例

「音楽を聴きながら意欲的に勉強した」

こうすると、どちらについて意欲的に取り組んだか分かりますね。
修飾させたい言葉は一つだけになるように留意しましょう。

5.余分な修飾語を使わない

例文を見てみましょう。

悪い例

「今日はとても忙しいので、ゆっくりと打ち合わせしている時間がない。」

会話としては問題なさそうです。

良い例

「今日は忙しいので、打ち合わせの時間がとれない。」

文章の情報としては、これだけの内容になります。
曖昧な修飾語は取っ払っても問題ないです。

6.「のの」続きや「がが」続きの文にしない

主語と述語について曖昧な人が、よくやるミスです。
さっそく例文を見てみましょう。

悪い例

「昨日の旅行先の海の店のゴハンが美味しかった」
「彼女が、僕が解いた問題が間違っていたといった。」

これで不自然じゃないと思う人は、かなりヤバイので気をつけましょう。

良い例

「昨日、旅行先で食べた、海の店のゴハンは美味しかった。」
「僕の解いた問題が間違っていたと、彼女は言った。」

上記は絶対でないです。
並べ方はけっこう自由です。

「の」を複数使うと、言葉同士の関係性が、よく分からなくなってしまいます。
「が」を複数使うと、だれがなにをしたのか、よく分からなくなってしまいます。

7.文章が長くなったら、いっそ「中点」を使ったり、「箇条書き」にしよう。

例文を見てみましょう。

悪い例

「ぼくの好きな食べ物は、寿司とカレーとラーメンと餃子とステーキです。」

良い例

「ぼくの好きな食べ物は、寿司・カレー・ラーメン・餃子・ステーキです。」
「ぼくの好きな食べ物は、以下の5つです。
  ・寿司
  ・カレー
  ・ラーメン
  ・餃子
  ・ステーキ」

同じレベルの情報は、文章にするより、リストにしたほうが分かりやすいです。

8.文章同士の繋ぎを分かりやすくする

これは少し難しいテクです。
ただ、これができると、かなり分かりやすい文章を書けるようになります。
例文を見てみましょう。

悪い例

「最新の洗濯機を使い、どんな汚れも綺麗にできる」

この書き方だと、二つ目の文章にくる情報を想像しにくいです。
具体的にいうと、「最新の洗濯機を使い、その間に窓掃除をした」というような文章が成立する書き方になるので、一義的でないんです。

良い例

「最新の洗濯機を使うことによって、どんな汚れも綺麗にできる」
「最新の洗濯機を使えば、どんな汚れも綺麗にできる」

この書き方だと、一つ目の文章で洗濯機を使うことが明確となり、二つ目の文章の内容を限定的にさせることができます。
「最新の洗濯機を使うことによって、その間に窓掃除をした」とはなりませんよね。

9.不要な助詞を省く

例文を見てみましょう。

悪い例

「電車での通話をする人が、まだ多い」
「旅先での出会いは良いものだ」

良い例

「電車で通話をする人が、まだ多い」
「旅先の出会いは良いものだ」

不要なものは削除します。

10.脱・優柔不断! 「だろう」「かもしれない」に頼らない!

いかにも日本人的なもの。
例文を見てみましょう。

悪い例

「この文章講座は無意味ではないだろうか。たくさんの講座ブログや講座本があるかもしれない中、新参者のわたしが始めたところで意味はないのかもしれない。ただし、まったく意味がないとも断定はできないだろうし、意味があるとも断定はできないだろう。」

女子風に突っ込めば、「……うざ……」ですね。

良い例

「この文章講座は無意味だ。たくさんの講座ブログや講座本がある中、新参者のわたしが始めたところで意味はない。ただし、まったく意味がないと断定はできず、意味があると断定もできない。」

とりあえず、だろう・かもしれないを削除するだけで、文章ダイエットできます。
さらに、色々いじってスマートにするならこう。

「わたしは思う。この文章講座は無意味だ。他に、たくさんの講座ブログや講座本があるからだ。ただし、わたし自身にとっては少なくとも意味がある。文章の練習になるためだ」

ドンドン、断定しちゃいましょう!

まとめ

会話のノリで文章書くと、だいたい、上記のようなミスが起きます。仕事の時は気をつけましょう。

ちなみに著者は、ブログにおいて口語的に書くようにしているので、けっこう酷いです。すみません・・・!

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