だれかのなにかに役立てるウェブ制作者YoTaの趣味ブログ

個人事業主が法人化するタイミングはいつ?

個人事業主をやってみて、次に思うことは、法人化ってしたほうがいいの?どうなの?ってことだと思います。

これは、色んな考えがありますが、web系事業者に限っていえば「売上や利益が一定金額を超えたら(節税目的)」と「最初から制作会社としてやっていく(営業信頼目的)」の2パターンが好ましいタイミングです。

売上や利益が一定金額を超えたら法人化

これはweb業に限らず、個人事業主全体にいえることですが、売上や利益が一定金額を超えたら、節税を考えて、法人化したほうがオトクというものです。

どのくらいの金額がベストか、というテーマは、人や本によって金額の具合が変わっていて一義的ではないのですが、だいたい、売上が800万円を超えてきたら考え出して良いし、毎年1,000万の売上を超えて消費税の課税対象者になるようであれば、もう法人化したほうが良いという考えはよく見ます。

また、利益が290万円以下だと、節税で法人化するメリットはなく、逆に500万円を超える利益があるなら法人化したほうがオトクともいいます。

法人化すると、経理面、決算報告などの経営業務など負担も増えるので大変なことも多いのですが、それ以上に節税効果・資産増築に貢献するのであれば踏み切った方がオトク、ということになります。

それに、法人化すると、節税以外にも大きいメリットがあります。

営業信頼目的の法人化

法人化して会社にすると、それだけでも信用は増します。

web業種だとケースバイケースなところもありますが、基本的にはフリーの人よりは、やはり制作会社の方が信頼度は高いです。

紹介・実績などのキッカケがない限りは、会社同士の大きいプロジェクトなどが個人の方に流れるということは、あまり多いことではありません。

そのため、いっそ最初から法人化して、制作会社としてやっていくことも手段の一つです。起業したてなら助成金なども色々と対象になりますし、手間は色々と増えるものの、「社会的信用」という武器は個人よりも強くなります。

自分も個人事業主で法人の方へ挨拶に行った時、その名刺に住所を載せていないことで、訝しい目で見られることもありました。(事業所くらい借りておけよって話なのですが・・・)

コア技術がしっかりあって、仕事を持続的に受注していきたい、という考えなら、いっそ法人化からスタートというのも、選択肢の一つです。

070の番号は恐く感じる?

よく法人の方が言うのは、電話番号070は恐く感じる、というものでした。固定電話を引いていないだけでも、社会的にはちょっと信用に欠けてしまうんですね。

昨今では一部の方々が、「電話をかけることが逆にマナー違反」みたいな主張をされていたりもしますが、現実に社会を見た時、まだまだ「電話」というのは信用ツールの一つになっています。どちらが正しいということはなく、どちらのマナーも存在するので、その中でどのように立ち回るか、ということが大事です。やはり、電話を重んじるお客さんなら、その心構えを敬うことは忘れてはいけないし、チャットやメールを重んじるお客さんなら、そのやり方で合わすのが賢いやり方です。

おススメの図書

法人成りを考えている個人事業主のために、おススメの本があります。

こちらは、ちょっと昔に発行された本なので、情報が古いところもありますが、法人成りに関する知識が色々と分かりやすく身につきますので、おススメです。

新品でなく、中古のほうで探すと、67円とか、そのくらいの価格で入手できますので、興味のある方は検討してみてください。

まとめ

自分ではまだ法人成りしていないので、こんな偉そうな記事を書いてはいけないのですが、とりあえず個人事業主の確定申告シリーズからの流れで、その補足記事としての参考までの意味合いで、情報を記載させて頂きました。

個人事業主の確定申告シリーズについては、下記リンクからご覧ください!

個人事業主のことをもっと詳しく知りたい方へ!

著者がweb系の個人事業主・フリーランスを実際に一年間やってみた時の各種手続きについて、下記のページでまとめています。

記事の中では、自分の実体験に基づいて、「開業届(青色申告の届け出)⇒日々の業務・取引⇒日々の帳簿づけ⇒年末の青色確定申告」までの具体的な手順について、詳しく解説しています。これから個人事業主・フリーランスを考えている人は、ぜひ参考に!

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