実写版・無限の住人を観た感想は「男心をくすぐる豪快な剣劇アクションを堪能できる映画!」

レビュー

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最近、無限の住人を観に行きました。

著者は剣客モノの作品やアクション映画が好きなので、無限の住人はとても気になっており、ちょっと時期が過ぎてから劇場へ行ってみました。

というわけで、今更ですが感想をつらづらと書いてみようと思います。

感想は、大きく3つに分けて、「主役の木村拓哉さんへの感想」、「作品全体への感想」、「過度な番宣への感想」の順番で書いていきたいと思います。

以下、ネタバレ全開ですので、まだ映画を見ていない人はすぐに他のページへ避難してください!

無限の住人・万次役の木村拓哉さんに関する感想

すべてがカッコよすぎる・・・!

これは、ほとんどの視聴者が思ったことかと!

立ち姿、座り姿、殺陣姿、どれをとっても絵になるし、かっこいい。単に見た目がカッコいいというだけでなく、所作や立ち振る舞い、視線、表情など、すべてが惹き込まれます。

他の役者さんが演じると、また違う魅力の万次を発揮できるとは思うのですが、こんなにかっこいい万次役を演じられる人は他にいない気がします。

唯一、台詞の言い回しだけ、「あ、今の時代の木村さんだ」という印象を受けてしまうシーンがちらほらあったので、もう少し時代劇っぽい感じのイントネーションにして欲しかったなと思います。(武士の一分では、あんまり違和感なくて時代に沿っていたように感じたのですが、無限の住人では、ちょっと違和感をおぼえました。)

イチオシは豪快な殺陣の魅力!

殺陣・アクションが好きな人にとって、本作の殺陣は豪快で見ごたえがありました。

るろうに剣心の実写がスタイリッシュ剣劇なら、無限の住人の実写はぶったぎり剣劇。きちんと血肉の表現もあって、剣客・刀好きにはたまらん内容です。

一点、残念な点を挙げるなら、象徴的なワンシーンに欠ける、という感じでしょうか。原作では、万次が敵を斬ったシーンなどで、迫力ある一枚絵が特徴なのですが、そのへんの作品独特の雰囲気は、うまく表現されていないようには感じました。

「静と動」という感じはなく「動から動」という、ひたすら斬りまくる感じなので、ちょっと静けさというか、アクションシーンにおける「間」が欲しい人には物足りなく感じるのかもしれません。(これは木村拓哉さんがどうこうというのでなく、制作側の問題ですが。)

木村拓哉さんの武士・剣客はもっと見たい!

個人的に強く思っていることが「木村拓哉さんの武士・剣客をもっと見たい!」です。

武士の一分を見た時から思っているのですが、木村拓哉さんの剣客姿って、めちゃくちゃカッコいいんですよね。(そもそも何をやらせてもかっこいいというのはさておき。)

木村拓哉さんの場合、「キムタク」のブランドもあって難しい事情もあるとは思うのですが、時代劇や舞台にたくさん出て、台詞のイントネーション含め、さらなるクオリティアップをしていただいて、ずば抜けた時代劇スターみたいになって欲しいなど、妄想してしまいます。

武士の一分と、無限の住人。ジャンルは違えど、時代劇モノをやって、これだけサマになってるのは本当に凄いですし、もっと時代劇の経験積んだら・・・と考えると、楽しみしか感じません。(しかも、無限の住人撮影時は、めちゃくちゃ大変な時期だったのに、しっかりと演じ切っているだけでもスゴイ・・・。)

時代劇自体のニーズが世間的には低いので難しいところですが、ぜひ活躍して欲しいと願ってしまいます。

占いで有名なゲッターズ飯田さんによると、木村拓哉さんは役者として老後に一番忙しくなるようなことを言っていたので、その道の先に時代劇もあると嬉しく感じます。かっこいい老剣客、それもまた魅力的・・・。

映画に関する感想

作品全編を通して思ったことは、以下の通りでした。

1.乙橘槇絵(戸田恵梨香)のくだりは全面カット
乙橘槇絵の過去や心理描写もなく、ただ強い女剣客がいるだけという使い方だったので、正直、いらないかなと・・・。最後に天津を助けるという役割があるものの、そもそも、そのシーン自体も必要なのかという疑問があります。また、戸田恵梨香の太ももはともかく、殺陣は見ていられないです。乙橘槇絵戦になって、急激に作品自体のテンションが下がってしまいました。ものすごく強い女剣客の実写化は難しいと思うし、適役は誰かと言われると難しいが、少なくとも最適だったとは思えません。

2.万次と凛の日常シーンがもう少し欲しかった
乙橘槇絵のシーンをカットして、その分、万次と凛の日常シーンを増やして、二人の心理描写をもう少し描いて欲しかったです。釣りだったり炊事だったり、カット割りだけでサッと流していたのですが、そういうシーンがあってこそ、凛が感情を出したり、凛がいなくなった時、感情移入ができます。原作に比べて、二人の関係性が薄く見えて、なんだか盛り上がりに欠けてしまうところはあったように感じます。

3・万次の不死に関する苦悩が欲しかった
原作に比べて、映画の万次は、不死に対して、あんまり向き合っていないように感じられました。ちょっとあっさりし過ぎている・・・?ありきたりだけど、うなされるシーンだったり、不死でしか経験しえない苦しみを閑馬永空(海老蔵さん)の語りだけでなく、万次の体験でも示して欲しかったです。

4.MVPは花ちゃんと海老蔵さん
この二人、ハマりすぎ。万次はもちろんすごかったのですが、この二人がいるからこそ、作品の奥行きを感じましたし、とくに閑馬永空(海老蔵さん)は、無限の住人の世界観そのもの。やっぱり歌舞伎役者は違うなと思いました。

過度な番宣に関する感想

無限の住人、宣伝やりすぎってのは、自分も思いました。広告部隊は何を考えて行動していたのか、疑問を感じます。

そもそも、無限の住人という作品は、メインターゲットは成人男性。血生臭くぶった斬る映画ですので、老若男女に受け入れられて、ゴールデンウィークにみんなで楽しんで観るような映画じゃありません。はっきり言ってしまえば、GWに一位を狙うような映画じゃない。それに、普段は映画を観ないようなライトな層も呼び込んで集客をあげたいなら、上映時間を2時間未満にする努力は必要かと。

それにも関わらず、あれやこれやと宣伝しまくって、人を次々にぶった斬るから、GWに観に来てね!って、くるわけがない。他のキムタクドラマと同列に考えたような宣伝活動していることがナンセンスです。

それより、GWや夏は避けて、しれっと上映して、ファンの人や通の人がこっそり楽しむような感じにしておく映画だったと思います。GWや夏でもぶっちぎりのキムタクってカタチにしたかったんだろうけど、映画のジャンル上、それは無理でしょう。

宣伝をするにしても、「すべてを大ヒットさせるキムタク」はもうやめにして、「味のある作品を次々に生み出す俳優・木村拓哉」としての売り出し方をして欲しいなと思います。

・・・それと。

たぶん、だれもが望んでいる番宣のやり方は、やっぱり、あの番組の、あのコーナーなわけで。

「木村拓哉」を最も活かした仕切り・回しができるのは、リーダー筆頭に、他のメンバーがいてこそだったんだなってあらためて思います。

たくさん番宣やってはいたけど、結局、メンバーたちによる番宣一つの価値のほうが高そうと素人目線では思ってしまいます。

まとめ

実写版・無限の住人を観た感想は「男心をくすぐる豪快な剣劇アクションを堪能できる映画!」でした。

しかし、無限の住人の感想となりながら、やはり「キムタク」に話題を引っ張られてしまう感は否めません・・・。

個人的には、マスコミや広報のヘンな「キムタク神話」みたいなものはさっさとなくなってもらって、一度フラットな状態になってから、さらに魅力的な役者さんになっていって欲しいなと思います。

なんといっても、木村拓哉さんの出演する作品は、やはり楽しみです。そして、あわよくば、時代劇ものを継続して欲しいです・・・!

もともと万次のモデルということもあって、丹下左膳とか、とても似合いそうなんだよなぁ。

あと、原作も、とても面白いので、ぜひ!

最後に一言

そこはにいさまだろ・・・

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実写版・無限の住人を観た感想は「男心をくすぐる豪快な剣劇アクションを堪能できる映画!」


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本ブログ・WebMakeBlog KIYOTATSUを運営しているYoshiと申します。PVは月間10万程度です。普段はWEB制作をやっています。本・映画・時事ネタなどで思った感想・批評について、チラシの裏に書いておけば良いモノを臆面もなくネットに公開して、図々しく雑記してます。