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SEO対策でmeta keywordsは必要なのか不要なのか

昨今、「meta keywords」は不要というのが一般的な考えです。しかし、昔から不要と言われながらも、「meta keywords」は今現在もなお使われ続けています。

調べると分かるのですが、ウン十万、ウン百万PVを超えるようなメガサイトでも利用されていますし、有名な制作会社の実績サイトなどを見ても、「meta keywords」はしっかり使われています。

結局、どっちが良いのか、少し検討してみました。

meta keywordsの必要性

meta keywordsとは

製作経験のある人にはいわずもがなですが、meta keywordsは下記のソースコードで記述されるものです。

<meta name="keywords" content="キーワード1,キーワード2">

ブラウザのデベロッパーツールなどを使うと、使われているかどうか、すぐに調べることができます。

昔はこれを埋め込むことで、クローラーが認識して、検索する際に上位表示されやすくなるという働きがありました。

しかし、それも昔の話です。

Googleなど公的にも不要と言われている

随分前に、Googleが、meta keywordsを使わないと公式サイトで言明しています。

Google does not use the keywords meta tag in web ranking

今現在、他の主だった検索ロボットも同じ対応です。つまり、meta keywordsは不要なのです。最も使われているCMSであるwordpressでは、標準としてmeta keywordsが備わっていないくらいです。

・・・しかし、それでもなお、meta keywordsは使われているのが実状です。

なぜmeta keywordsが使われるのか

まあ厳密な理由はないとは思いますが、昔からの名残・・・というだけなのかもしれません。

一方で、meta keywordsが不要だとしても、正しく使えばペナルティが起きるわけでもありません。そのため、一種の保険のような感じで使っているのだと思います。

meta keywordsを使って案件をスムーズに流す

たとえばクライアント・お客さんの中には、meta keywordsがSEO対策と思っている人もいます。この時、meta keywordsを不要だと正しく説明して説得できるなら良いのですが、中には難しい場合もあります。どんなに不要だと伝えても、なかなか信用してもらえず、最悪の場合は揉めてしまう可能性もあるかもしれません。

そんな時、とりあえずmeta keywordsを埋め込んでおけば、「ちゃんと入れてますよー」と伝えて、案件をスムーズに流してしまう効果があると思います。

meta keywordsを使うことで、キーワードを明示的にする

もう一つの見方としては、meta keywordsを使うことで、キーワードを明示的にする、というものです。これは検索ロボットではなくて、むしろ制作者側に示すためのものです。

ある程度のリテラシーを持った制作者の方なら、そのウェブページを見ればコンセプトを示すキーワードが分かります。そのため、明示的にmeta keywordsを使うことで、もし内容に誤りだったり矛盾点があった時に指摘してフィードバックすることができます。

たとえばwebディレクターがちょっと見当外れなキーワード・テキスト配置をしていたら、制作側がフィードバックできますし、逆に、ディレクターが正しくキーワードを明示しているのに、制作者がSEOを意識しないでテキストを作り直してしまったりすると、これまたフィードバックできます。

そういう意味で、meta keywordsとは、「どのような要件・コンセプトのサイトなのかを示すアイテムの一つ」として、まあ使えないこともないのかな・・・?と思います。

まとめ

まあ、考えても答えが出ないものなので、とりあえずクライアントのいる制作では無難なキーワードを埋め込む。ただ、自分が運営するだけだったり、クライアントが理解してくれるようなら、お好みでハズシてしまうなど、使い分けることが重要なんだと思います。

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