世田谷公園のミニリュウ問題について、実際に行ってみて色々と考えさせられた話

お出かけ

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自宅近辺でポケモンGOにいそいそと興じていたところ、「世田谷公園がスゴイ」という噂を耳にして、友人と試しに行ってみました。その日は金曜日の平日だったのですが、正直、予想よりも遥か上での混雑っぷりで、土日は本当にヤバそうだな・・・と思っていたら、ちょうどその日がミニリュウの巣となっていた最終日だったらしく、一安心でした。

ただ、ひとまず世田谷公園にミニリュウが出なくなって平和が戻ったとしても、その風景・状況には、とても考えさせられるものがありましたので、つれづれと日記を書きたいと思います。

世田谷公園のミニリュウ問題について、実際に行ってみて色々と考えさせられた話

ミニリュウの巣があった時の世田谷公園の様子

駅から世田谷公園にかけて、見るからに「ポケモントレーナー」の方々の姿がありました。そして、世田谷公園に到着すると、ちらほらと人の集まりが・・・

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中に入ると、人口密度がすごく、ちょっとしたイベントのような人だかりでした。

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噴水広場や、砂場などでは、そこそこスペースもありますが・・・

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人気の道は、まるで電車の事故後の駅内ホームのよう。自分の意志で歩くことはできず、ひたすら周囲に歩調を合わせるのみです。園内を一周するのに20分から30分ほどかかり、二週もしたら疲れてしまいました。しかも、あまりに多くの人数が歩くものだから、地面の砂土が舞って、公園内に砂塵が生まれていました。

私&友人「・・・(絶句」

そして、駅前の喫茶店で休憩することに。

去り際に見渡すと、公園に居座って休憩している方々が多かったのですが、これだけ公共の場が混雑しているのだから、疲れたなら帰るか他の場所で休んだほうが・・・。

まあ、世田谷公園に行った自分も同罪といわれてしまえば、それまでなんですが・・・。ゴミを捨てず、「ながらスマホ」なんてしないようにしつつ、せめてもの償いで、近隣のお店で、なるべく飲み食いするようにだけしました。

子どもたちが大人に遠慮する異様な風景

他のニュースサイトやブログサイトにありましたように、大きい方々が公園内を占拠しており、本来遊んでいるはずの子どもたちが端っこに追いやられていた景色を目撃しました。まあ、案外、子どもたちはそんな中でも楽しんでいるようでしたが、それでも保護者視点からすれば、恐いコトこの上ないです。はしゃぎまわる子どもたちと、周囲を確認しないで歩き続ける大人たち。

現に、「ながらスマホ」をして、子どもたちとぶつかるようなケースもあり、公園の管理組合には苦情が殺到していたようです。園内放送で、十分に注意するように促しているのに、それでも依然として画面から目を離さずに歩き続ける方々・・・。

ここで言いたいことが一つあって、「ポケモンGO」は、ずっと画面を見続ける必要はなく、「ながらスマホ」をしなくても大丈夫なゲームシステムになっています。はっきり言って、「ながらスマホ」はユーザーの甘えです。もっと上達するべき。

夜になると、今度はサラリーマンが増えて、パトカーも巡回

喫茶店で休憩して、夜になってから見に行くと、あいも変わらずの混雑っぷりでした。

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世田谷公園は夜中に遊ぶことを想定していませんので、街灯のない暗がりは足場も悪く、危険でした。明るいスマホ画面を見た後、夜目を凝らすのは、まあ生体的に難しい話です。ただ、夜は仕事帰りの大人が多いからか、みなさん慎重に歩いているように見えました。(気をつけないと転ぶので当然といえば当然ですが。)

混雑が予想されているのに自転車や車で訪れる方々の謎

この日、一番驚いたのは、これだけ混雑している中で「自転車に乗りながらポケモンGOをやっているトレーナー」でした。そして、当たり前というか、自転車ごとずっこけて、スマホやモバイルバッテリーを地面に落とす始末。まあ自業自得なだけなのですが、いったい、どうしてこれだけ混んでいるのに自転車に乗ったままゲームをしようと思えるのか。とても不思議でした。

また、気になったのは、公園の駐車場には制限時間があるのですが、制限時間が迫っても、依然として駐車し続けている方々。園内放送で「もう時間です」と、何度も放送が流れていました。べつに車を使うなとは言いませんが、事前にGooglemapとか、混雑っぷりとか調べていれば、車の選択はないと思うんですよね・・・。

世田谷公園はそもそも、多くの人が集まることを想定したレジャーな公園ではない

世田谷公園には、プールやテニスコート、噴水やグラウンドなどの設備がありますが、あくまで住民用の区の施設です。

昔、仕事帰りに世田谷公園を歩いたことがあるのですが、普段は人も少なく、広々と綺麗で落ち着いた公園でした。それが、住民税も支払していない部外者が、どうして大きい顔をして公園内を占拠しているのか。しかも、いつもは綺麗な公園に馬鹿みたいにゴミを捨てて汚していく始末。住民からしたら、この上ない不快感なのは想像に容易いです。

▼こちらは世田谷公園に貼られたポスター。まさか、こんな騒動になるとは思ってもいなかったのでしょう・・・。
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ミニリュウの巣が消滅したことについて

ユーザーは不満に思っている人も少なくないようですが、正直、仕方ないと思います。自分も現場を見ていて、土日は人がもっと押し寄せて大変な混乱になるなと思いました。そういう意味では、7/30のポケモンの巣、総入れ替えはナイス判断です。(住民の方からすれば、もっと早くしろという感じだと思いますが・・・。)

いったい、どうして世田谷公園は「ミニリュウの巣」として選ばれてしまったのか・・・

正直、世田谷公園にミニリュウを出現させるようにしてしまったことは、運営の大失態だと思います。これがたとえば鳥取砂丘のようにユーザーを歓迎している場所、また警備などの手配が取れるようなレジャー環境であったならば、もう少しメディアの捉え方も違ったはずです。

「ミニリュウ効果で売上倍増! ポケモンGOの経済効果!」

そんな感じで、プラスのニュースになっていたことでしょう。

世田谷公園に限らず、病院や原爆施設なども同様です。あらかじめ、日本人が繊細になりそうな箇所はフィルター除外しておくべきでした。(それをいえば、海外も同様ですが。)

「多くの人が集まれば問題が起きる。だからイベント会社や警備スタッフ会社は存在する。」

少なくとも、観光客を想定しておらず、ただの区の公園設備でしかない世田谷公園にレアポケモンを大量発生させるようにさせてしまったプログラムは褒められるものではありません。

こんなに大ヒットすると思っていなかったのかもしれませんが、事前のリスク管理が甘すぎです。近隣住民からすれば、いきなり襲撃されたような印象でしょう。一種のサイバーテロのようなものです。

今後、現実世界を舞台にしたアプリを作る時、「住人のことを配慮する」という点は、要件としてきっちり定義しておかないといけないと思います。(第二、第三の被害地を出してはいけない。)

ポケモンGOはせっかく素晴らしいシステムなのに、ユーザー側の台無しにしている感が否めない

ポケモンGOをバッシングする声が挙がってますが、そのほとんどはユーザー側のモラルのなさが巻き起こしていることです。

まずポケモンGOは運転しながらプレイすることなど推奨していませんし、「ながらスマホ」をするなと警告しています。また、私有地に入ってはいけない、病院でスマホをしてはいけないなど、これらはそもそもポケモンGO以前に、マナー・モラルとして身につけておくべきことです。

ポケモンGOというエンターテイメントが面白すぎるからいけないのだ! と否定するのは、ちょっとどうなんだろうと思ってしまいます。

たとえば野球に白熱したからモノを球場内に投げて良いわけではないですし、ポイ捨てして良いわけではありません。また、ワールドカップだからって車で運転しながら試合を見て良いわけではないですし、渋谷で信号無視してスクランブルを占拠し、ハイタッチして良いわけではありません。

野球やサッカーが面白すぎるのが悪い! なんて、誰も言わないと思うんですよね。

これらはすべてユーザー側の責任です。

また、そういった否定的な意見はいったん忘れた時、ポケモンGO自体は冷静に考えて、すごいシステムだと思います。

全世界中の人間を巻き込み、特定の場所に行動させる力まで持っており・・・。

「所詮はゲーム・非現実」というようなありきたりな否定の見識はもう古く、IT・アプリが現実世界に与える影響力は、かなり物理的になって、人々の生活に差し迫っているように感じます。

まとめ

だらだらと書いてしまいましたが、要点としては、

・ユーザーはマナー、モラルを持とう
・運営はポケモンの配置場所を考えるべき

ということです。

キヨタツ
キヨタツの一言

「お金を払えば、ミニリュウの巣とします」 惜しみなく金を積む団体もあるはずです。

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キヨタツ

キヨタツ

WEBを中心に、色々な制作をする個人事業主です。過去、エンジニア&webディレクターで会社勤めをしていました。休日のストレス解消法は、ドライブ/観光/フットサル/ゴルフ/サッカー観戦/カフェ/競艇/スパ/温泉/酒などで、順調にオッサン化が進行しているようです。性格は、自虐好きです。