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web業界へ転職するために初心者が約半年で勉強したことのまとめ

前回に続いて、web業界に転職するまでに勉強したことをまとめていきたいと思います。

元々、知っていた知識について

理系出身ということもあり、学生時代~在職時代に、事前に下記のような知識がありました。

・Microsoft office 一式
・VBA(マクロなど)
・Visual studio(C,C++)
・MATLAB(simlink含む)
・Adobe illustrator

基本的なパソコン操作と、簡単なプログラムの知識、それからAdobeソフト一部の使用経験がありましたので、まったくの初心者よりは少しだけスムーズにwebの勉強に取り組めたように思います。

IT・WEBの業務は、パソコン中心の仕事ということもありますので、理系の人にとっては、なにかしらの経験が活きやすく、とっつきやすい業種だと思います。逆に、パソコン作業を苦痛に感じる人にとっては、少し難しい職種に感じるかもしれません。

パソコン初心者の人は、まずは基本操作から覚えることが大事です。本記事の最後のページを参考に、勉強資材を一式そろえましょう!

約半年で勉強したこと

web業界を目指すべく、下記の流れで自分は勉強していきました。

最初の1ヵ月に勉強したこと

友人にちょっとしたホームページ制作をできれば・・・と頼まれていたので、あれこれ書籍を参考にしたり、他のホームページを参考にしながら我流で作っていました。まずはHTMLとcssで見た目を模写して、簡単そうな動きはjavascriptとj-Queryを引用して、なんとか再現してました。

新規に学んだこと(ほぼ触りだけ)
・HTML
・css
・javascript
・j-Query

個人的に思ったことは、HTMLとcssの勉強は座学も大事ですが、とにかくさっさと手を動かして作ってみることが大事だと思います。座学だけでは正直退屈してしまうのですが、実際に作っていると楽しみもあり、また作りながら知識をつけたほうが吸収も早いです。

それからデザインとレイアウトについても本を読んだり、街中のフリーマガジン、ポスターなど色々見て、独学で学んでいきました。

かくして最初の1ヵ月目は、ひたすらホームページ制作をしていました。(web業界の用語でいうところの「静的ウェブサイト」をひたすら勉強していた、ということです。)

注意! 「ホームページ」は「確信犯」のような誤用!?
世間的に、「インターネットでホームページを見る」という表現がよく使われます。しかし、「ホームページ」と言う言葉は、正しくは違う意味を指す言葉です。ホームページの本当の意味は「ブラウザを起動した時に最初に表示されるページ(home page)」というもので、インターネットに表示されるページのことを指す言葉ではありません。わたしたちが普段インターネットで見ている会社などのページは「ウェブサイト」と呼びます。ただ、あまりにもホームページという言葉が一般的に誤った意味で認識されているので、お客様と話す際はいちいち訂正せず、ホームページと、そのまま呼ぶことが多いです。ちなみに上記の本文中では、あえて、初心者っぽくホームページ制作と書いています。

2ヵ月目に勉強したこと

ひきつづき、ひたすらウェブサイトをコピーして作りながらの勉強をつづけました。それから静的ウェブサイトだけでなく、ameba、fc2などのレンタルブログを借りてみたり、レンタルサーバーを借りて静的ウェブサイトをアップロードしてみたり、動的ウェブサイトの勉強も始めていきました。

動的ウェブサイトでは、どのCMSを勉強しようかと思って、とりあえず人気沸騰のwordpressを選びました。

新規に学んだこと(ほぼ触りだけ)
・wordpress
・php
・sublime text2.0

・・・しかし、独学だけでは色々と限界がありました。まずネットと本だけではweb業界の常識が分からないので、かなり不安です。それに、動的ウェブサイトにもなってくると覚えることが一気に増えて、分からない部分も次第に難しくなってきており、どのように調べればいいか、どのように解決すればいいか・・・かなり悩む場面が増えてきました。

その時に初めて知ったのが、「求職者支援訓練制度」でした。これは会社を辞めた人はハローワークに行けば、色々な講座を無料で受講できるという制度でした。講座の中にはIT・WEB系の授業も多く、これはせっかく無職だし利用した方が良いなと思い、受講することにしました。

・・・ここで、お気づきの人もいるかと思いますが、そう。訓練校を利用したので、まったくの独学というわけではないんですね。嘘をついてすみません。ただ、それでも半分は独学みたいなものでした。訓練校では、色々と教えてもくれますが、きっちり学ぶためには独学する意識でいないと、習得できることが少なくなってしまうからです。

訓練校の様子について、詳しいことは過去記事に書いてありますので、興味のある方はご参考にお読みくださいませ。
web制作系の求職者支援訓練(職業訓練)で未経験から本当に転職できるの?

訓練校で学んだこと

訓練校では、web業界の常識・静的ウェブサイト・動的ウェブサイト・javascript・jquery・php・DB・サーバーなど、幅広い知識を得ることができました。

新規に学んだこと(ほぼ触りだけ)
・webの総合知識
・Adobe photoshop
・Adobe Fireworks
・Adobe dreamweaver
・レスポンシブwebサイト制作

中でも、一番助かったのはAdobe photoshopを学べたことでした。illustratorとphotoshopなどのAdobeソフトについては、どちらも操作方法が極めて独特なので、これから勉強するという人は、どこかしらでまとまった講座を受けた方が手っ取り早いです。デザイン出身の人だったりするとスムーズなのですが、かなり独特なソフトなので、前提知識がない人はちょっと苦戦します。

ちなみに当時はAdobeソフトは高く、手を出しにくかったのですが、今の時代だと、AdobeCCになってクラウド化しましたので、安い月額で全ソフトを使えるので、とても勉強をしやすく便利です。

そうして在学4ヵ月目くらいから転職先を探したりして、ちょっとずつコンタクトとって転職という流れでした。このへんの話は、また次の回で詳しく書いていきたいと思います。

転職するまでに、自分ができるようになったこと

web業界の職種でまとめると、下記のような感じになりました。

▼コーディング
・静的ウェブサイトのHTMLとCSSはだいたいイケる
・jsとjqueryは、既存のデータを使えるように設定する程度はイケる
・動的ウェブサイトのphpも簡単なものならイケる

▼デザイン
・photoshop基本操作可能
・illustrator基本操作可能
・簡単なデザインパーツであれば作成可能

▼web総合知識
・WF~DC~構築の製作の流れを知った
・ウェブサイトに求められるものがなんとなく分かった
・SEOの概念を知った
・なんとなくの予算感を知った

かくして自分は、こんな手持ちの武器で転職活動を始めていきました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。web制作の勉強で大事なことは、まずはパソコンの基本操作を覚えて、HTMLとCSSを叩いてみて、ある程度、自由にデザインできるレベルになることが重要だと思います。最近ではwixなどの便利ツールだったり、マークアップの格安業者も多く、構築の必要なんてないという考えもありますが、HTMLとCSSはウェブサイト外観の基礎になりますので、ウェブ業界を目指す人は、知らないよりは確実に知っておいた方が良い知識だと思います。

次回は、転職に必要となる履歴書・ポートフォリオ作成について記事にしていきます!

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