ロコンドがコロナ不況で上場来高値更新&株価V字で急成長できた理由まとめ

ノート

靴・ファッションのECを手がけるロコンドですが、ここ数年、なかなか業績の伸び悩む中、コロナ不況下で株価はV字回復し、上場来高値更新にまで急成長しました。

その理由は大きく二点。コロナによるEC需要の追い風と、ヒカルさん・宮迫さんとコラボした、強力なYoutube広告戦略が大ヒットしたからです。

株価はV字で急上昇!

こちらがロコンドさんの株価チャートの推移です。

コロナショックで一時期は600円台まで落ち込みましたが、それから一気にV字回復。さらに7月上中旬を押し目に、さらなる高騰をして、上場来高値をあっという間に更新しました。

その理由としては、大きく二点があると思います。

急成長の理由1:コロナ状況はECサイトには追い風

これはロコンドさんに限ったことではないのですが、ECサイトを準備していたかどうかは、コロナ禍におけるアパレル・ファッション業界にとって、大きな分水嶺となりました。

従来の高級デパートや実店舗にだけこだわっていた会社は、軒並み寒い展開になりましたが、ECサイトを準備していた会社はECサイトの需要が一気に高まりました。

IR情報で、月次売上を報告している会社のデータを見れば、その結果は一目瞭然。ほとんどの会社が、ECサイトの売上が前年比より+30%くらいは増しているところがほとんどです。

ロコンドはECサイトが主力

コロナ状況になってから、ECサイトの需要は一気に高まりました。

そして、ロコンドさんは、これまでに色んな苦難を乗り越えて、ずっとECサイトに注力してきた事業なので、ECサイトの準備はバッチシでした。

・苦難のあれこれ「破綻寸前からロコンドはなぜV字回復できたのか? どん底からはい上がった信念の経営」
https://netshop.impress.co.jp/node/2407

ただ、もちろん、これだけでは急成長のトリガーにはなりません。最も大きなきっかけになったのは、やはりYoutubeを利用した新しい広告戦略です。

急成長の理由2:Youtube,インフルエンサーと協力した新しい広告戦略が大ヒット

やはり、一番のポイントはこれです。

雨上がり決死隊の宮迫さんと、人気ユーチューバーヒカルさんとのコラボは、ロコンドに大きな追い風を巻き起こしました。

ユーチューバーとコラボしたブランド商品が大ヒット!

ReZARDは、ユーチューバーのヒカルさんが創業したブランドですが、ロコンドさんとコラボした限定スニーカーは大きく話題となりました。

というのも、そもそも商品自体の素敵さもありつつ、「この靴が売れたら宮迫さんと一緒にテレビCMに!」という企画が同時進行していたからです。

「素敵な靴」+「昔の勢いあるテレビ並のエンターテイメント企画」に対し、視聴者もお金を惜しみません。その結果、たった1コンセプトの靴が、17時間で4,000万円の売上、3日で2億円の売上と、すさまじい記録を叩き出しました。

ネットが好きな人たちは、昔から悪ノリが大好物です。

「テレビから追放された宮迫さんをテレビCMに」という悪ノリは、あまりにも楽しい神輿ですし、陽気なスローガンでした。

テレビから追放された宮迫さんをテレビCMに起用

ロコンドの社長は、なんとも男気があり、有言実行、きちんとCMを作成しました。

このCMの面白いところは、CM自体の映像ではなく、「CMがちゃんとテレビに放送されるのかどうか」といった、一連の流れを、視聴者が演者と一緒にドキュメンタリー形式でリアルタイムに楽しめた点です。

視聴者の多くは「本当にテレビで放送されるの?」という一種のハラハラ感を楽しみながら、一昔前に大きな騒動を起こした、ヒカルさんや宮迫さんをオフィシャルの広告塔に起用するストーリーを追いかけていきます。

そして、テレビ東京でCM放送が決まると、そのCMを見るためのライブ放送(生放送)をYoutube側で同時進行して、もはや祭となっていました。

その結果、

・テレビ局は話題のCM放映で視聴率アップ
・ロコンドさんは売上や知名度など様々に業績アップ
・宮迫さんは久しぶりの念願テレビ復帰
・ヒカルさんは念願のテレビCM放映
・視聴者は悪ノリありつつ楽しいし、良い商品が手に入る

と、みんなが得するWIN-WINの関係に。

唯一、吉本だったり、芸能事務所とテレビ局の一部の人たちは煙たい顔をしたのかと思いますが、それ以外の人たちは、すべてプラスに終わった話でした。

また、このYoutubeコラボ広告は、費用対効果においても、非常に優れていました。

テレビCMは高額なのに小さな影響力、Youtubeコラボは少額なのに大きい影響力という事実

ロコンドさんは、昔、テレビCMにお金をかけて期待していたのですが、ぜんぜん業績に大きな影響はなかったそうで、かなりガッカリしたそうです。

しかし、今回のコラボ企画は、テレビCMよりも安いのに、比較にならないほどの広告効果がありました。

コラボ商品は爆発的な売上を叩き出し、株価は証券取引所に確認の電話が来るほどに勢いよく上昇。さらに、テレビCMは短期的なものですが、インフルエンサーとのコラボ企画を次々に出すことで、話題性や広告効果も長期に持続。

業界も激震する、大きな大きな成果となったわけです。

今度も強い広告戦略になる

インフルエンサーと深いコラボ作戦は、本当に強力な作戦だと感じます。

宮迫さん、ヒカルさんクラスだから、という見方もありますが、同じくらい視聴者の人気を持つインフルエンサーの方は数多いです。

都度、コラボをしていけば、インフルエンサーを通して、老若男女問わず、色んなユーザー層への広告・商品展開を多角的かつ深く推し進めることができます。

コラボ商品を持った人だけのオフ会なども企画できそう

これは演者側の話になりますが、たとえば宮迫さんエディションアイテムを持った人だけで、宮迫さんのオフ会企画などあれば、視聴者からすれば、さらなる楽しみになって、買い物が楽しくなりそうです。

いわゆる、CDに付属させる握手券みたいなものです。

服にも「着る」という価値に加えて、さらなる付加価値が期待されているのかもしれません。

ちゃっかり社長もチャンネル開設!

一連の祭騒動の後、社長の田中さんはチャンネルも開設し、twitterなどのSNS配信も、より精力的に取り組んでいきました。

自社で広告のチャンネルを持つことは大事なことです。究極なことをいってしまえば、自社サイトや自社SNSで十分な広告が達成できてしまえば、テレビなど従来の高額な広告媒体に頼る必要がなくなり、経費の節約になるからです。

ZOZOさんも広告戦略を丸パクリしようとしてる?

ロコンドの勢いを見てか、ファッションECサイトの王者ZOZOさんの決算説明会の資料では、こんな発表もありました。

・決算説明会 補足資料(ライブ配信用資料)
https://d31ex0fa3i203z.cloudfront.net/wp/ja/wp-content/uploads/2020/04/2003_4Q_web_J.pdf
>40ページ目にて、インフルエンサーとコラボしていきたい記載あり

要点は、インフルエンサーとコラボして、その商品を販売していくというもので、これはロコンドさんの一連の騒動と全く同じものです。

安くて広告効果が大きいとなれば、どこの会社も今後はインフルエンサーとのコラボを検討していく時代になっていくのかもしれません。

個人的に思う注意点

株価は爆発的だけど業績は良好程度

IR情報の決算短信を見るとわかりますが、営業利益を見れば、これまでに赤字だったものが黒字に転換していってるという感じです。

もちろん、緊急事態宣言もあった、2020年3月~5月の四半期業績において、黒字でプラスになっているだけでも、すごいことです。(他の会社を見れば、悲惨な赤字決算を出しているところがほとんどです。)

ただし、売上や営業利益、その他の数字を見た時、今ほどの急騰に繋がるほどか、また今のピーク値をずっと維持するかというと、なんとも言えないところです。

株価は将来を見込んだ動きもするし、これからの色んなコラボ企画次第というところもあり、動向の楽しみな銘柄ではありますが、個人的には、今の急騰したところからインするべきではないかと感じます。

スキャンダルだけは勘弁

失礼な言い方になってしまいますが、インフルエンサーの方々は、やはり不祥事が懸念事項ではあります。

これはテレビタレントも同様ですが、テレビCMだけの関係性であれば、企業側はそれを放送しなくすればバッサリ縁切りができます。

しかし、今回のようにコラボ企画で深くつながっている場合、不祥事を起こされてしまうと、アンチからの反発はかなりすさまじいでしょうし、アンチの声はともかく、株価への影響も大きそうな懸念があります。

大きい挫折を体験した方々なら、さすがに気をつけているだろうし大丈夫とは思うのですが、懸念といえば懸念です、という話でした。

まとめ

ロコンドさんの急成長の理由は、コロナによるECサイトの追い風と、インフルエンサーとの巧みなコラボ企画、新たな広告戦略によるものでした。

株価は爆発的なボラリティになっていますので、今後の動向が楽しみな銘柄の一つです!

最後に一言

株価770円の頃、100株つまもうか悩んだ時にポチっておけば良かったです(´・ω・`)

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