桜の「枝を持つ」はマナー違反? ルールを詳しく調べてみた

ノート

昔から「桜の木に触ってはダメ」と教わっていたのですが、昨今は、マナーを破って、SNSの写真映えのほうが優先されているケースも多いです。

たとえば、木に触ったり、花や枝を持ったり、さらにすごい人は木に登って写真撮影してしまうそうです。そこで、本記事では、桜のマナーについて今一度、振り返ってみました。

桜を触ってはいけない理由まとめ

桜は傷みやすいものだから

一番の理由はこれです。

桜はとてもデリケートな植物だそうで、触れば傷みやすくなり、また場合によっては菌が入ったりして腐る原因にもなるそうです。

この時、人によっては、「少し触るくらい大丈夫だろ」とか「他の植物はOKで桜だけダメなわけないじゃん」という意見もあるとは思います。

もちろん、他の野生植物は、少しくらい触っても咎められることは少ないです。

しかし、桜は絶大な人気を誇る、いわば植物界のアイドルです。「お触りOK」としてしまえば、大勢の人々が触りまくって、他の野生植物とは比べ物にならないほど、たくさんの物理的負担を受けることになってしまいます。

あなたが触れば、だれかも触る。そうして数多くの人が好き放題に触れば、どんな植物も傷みます。そのため、ただでさえデリケートな桜は「触ったらダメ」というルールなのです。

未来の人たちも桜を楽しめるよう、「自然を残してあげる気持ち」を持つようにしましょう。だれかが触っても「私は触らない」の精神が大事です。

桜はだれかの所有物もしくは公共物だから

ついつい忘れがちですが、桜の木は、みんなのものではなく「だれかのもの」です。

地域の市区町村の公共物だったり、地主さんの所有物だったり……少なからず、あなたのものではありません。

すごく当たり前の話ですが、だれかの持ち物に対し、好き勝手に触って良いわけはなく、ましてや壊して良いわけではないことは、常識的にわかることかと思います。

これはつまり、法律の面で考えても、桜の木には触ってはいけない、ということです。

なかなか訴訟までされることはありませんが、勝手に他人のものを損壊した場合、刑法上の「器物損壊罪」に該当します。罰則を受ければ、当たり前ながら懲役や罰金も発生しますので、公的に「やってはいけないこと」なんです。

持ち主がOKをすれば触っても大丈夫

桜がだれかの所有物ということは、もちろん、持ち主がOKした場合に限っては、触ってもOKです。たとえば、「知り合いの家の庭に咲いている桜」などで持ち主が許可を出していれば、好きなように触って良いと思います。

人間にたとえて考えてみよう「相手の嫌がることはしない」

たとえば、大好きなアイドルを想像してみましょう。

その人気者がプライベートで無理矢理にサインや握手、さらにずうずうしい場合はハグなどを強要されていたら、ファンのあなたはどう思うでしょう。

普通の考えを持っている人であれば、「相手に迷惑だから、そっとしておこう」となります。(なんでもやっていいと思っている方は、はっきりいって黄色~赤信号の考え方なので、今一度、自分のマナーを振り返ったほうが良いです。)

桜も同じことです。

「好きだから」とか「綺麗だから」という理由で、なんでもやって良いわけではありません。相手に負担をかけないよう、優しさと配慮を持つことが大事です。それが思いやりってもんです。

花見する時にやってはいけないこと一覧

桜の保護を含め、原則、花見をする際のマナー違反事項を下記にまとめてみました。

  • 桜の木に触れない
  • 桜の木によりかからない
  • 桜の木を登らない
  • 桜の枝を持たない
  • 桜の枝を折らない
  • 桜の花を持たない
  • 桜の花を摘まない
  • 桜の根元にレジャーシートを敷かない
  • 桜の近くにドリンクを流さない
  • ゴミは全て持ち帰る
  • トイレはトイレでする
  • よその敷地に座り込まない など

また、上記とは別に、写真撮影のマナーについても、少し触れておきたいと思います。

写真撮影はすべてワガママであることを自覚しよう

たまに、一眼カメラや三脚を持ち込んだり、スマホでSNS映えを狙おうとしたり、なんだかプロみたいになって、こだわりの写真撮影に意気揚々と励んでいる人がいますが、これらは全て撮影者のわがままです。

周りの人を押しのけたり、ましてや桜の木に迷惑をかけてまで、わざわざ絶対にやらなくてはいけないことではありません。いってしまえば、他人の土地で、他人の物を傷つけて、好き勝手に写真撮影している、ただの厚顔無恥な無礼者です。

仮にどうしてもこだわりの撮影をしたいのであれば、たとえば始発の電車や車で移動して、だれもいない早朝を狙って、桜の木に触ったりせず、正しく撮影に励むようにしましょう。

マナー違反者を見かけてもほっておこう

これは個人的な意見ですが、マナー違反をしている人を見かけても、ほっておくのが一番です。

なぜなら、マナー違反をするような人たちは、注意をされても行動を正すことはなく、ほとんどの場合、逆ギレするだけだからです。

そもそも良識がある人は、最初からマナー違反をしません。

へたに口論になれば、こちらがストレスを抱えるだけで、なにも良いことがありません。

小さい子どもにしても、素直に聞いてくれる子は良いですが、親がマナー違反者であれば、これまた無駄なトラブルになりかねません。

マナーは「自分が守るべきものであって、他人に強要すべきものではない」というのが私個人の持論です。

ただ、もし、あまりに目に余るマナー違反をしている人がいて、どうしてもほっておけない場合は、その様子を静かに撮影しつつ、近くの管理者に連絡したほうが良いでしょう。とりあえず、マナー違反者に関わっても、ろくなことはないです。

写真素材屋がマナー違反の写真を掲載している……?

本記事の執筆時点ですが、Google検索をかけると、桜の枝を持っている写真素材というものを提供しているサイトがいくつかありました。

こういうサイトも、関わったところで、無駄に疲れるだけなので、ほっておくのが良いのだと思います。

まとめ

桜はデリケートなものですので、マナーを守って鑑賞することが大事です。

また、花見にしても写真撮影にしても、すべて自分のワガママであることを自覚し、周囲に迷惑をかけないよう、「させていただいている」という礼節をもった精神で振舞うことが大事です。

この記事をSNSでシェアする?

桜の「枝を持つ」はマナー違反? ルールを詳しく調べてみた


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket