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学生が内定してから新入社員になるまでに準備しておくべきこと

内定が決まった後、会社の先輩に「学生のうちに遊んでおいた方が良いよ」と言われることがあるかもしれませんが、しかし、じつは会社に入るまでの間にやっておくべきこと、またやっておいたほうがオトクなコトは、それなりにあります。

本記事では、著者の実体験や他の社会人の体験談などを交えつつ、事前に準備しておいたほうが良いことを紹介したいと思います。

IT編

パソコンの使い方

スマホ世代、若者のパソコン離れという言葉がありますが、しかし、ほとんどの会社において、パソコン作業は欠かせません。

メール、資料作成、社内システムの利用、調べものなど、用途は様々です。

そのため、基本的な操作方法くらいは知っておいたほうが入社後にスムーズです。

スマホはあるけどパソコンを持っていないという人は、入社するまでの間に自分用のパソコンを買うなどして、基本的な操作方法くらいは習得しておきましょう。

電源一つの操作方法を見ても、普通の入れ方や切り方。強制シャットダウンや、タイマー設定によるシャットダウン方法。また、セーフモードの起動やBIOS起動など、色んな種類があります。加えて、USBの種類だったり、インターネット回線を繋げるための仕組みなど、色々と知っておくべきことはあります。

まずは家庭用パソコンの基本操作を覚えておくことは、とても大事です。

また、社会人になってからは引っ越しもあったりすると思うので、LG-Gramのように持ち運びが簡単な、高性能・軽量・パワフルなノートパソコンを買っておくと良いでしょう。

一番のオススメはMacbookですが、クリエイティブ系を除いて、会社のほとんどはwindowsを使っていることが多いので、そのへんは会社の人に事前に聞いておくと良いかと思います。(会社パソコンのOSはwindows?i-os?どっちがメインですか、と聞けば良い。)

ブラウザの使い方

会社では、パソコンを使って、ブラウザを用いた情報検索をするシーンが多いです。

ブラウザとは、インターネット上での情報検索・収集用のアプリケーションの総称であり、下記のようにいくつもの種類があるものです。

・Internet Explorer(もう廃止になるもの)
・Microsoft Edge
・Google chrome
・Fire fox
・Safari などなど

インターネットの情報を検索する上で、ブラウザは欠かせないものですので、みなさん、必ずどれかのブラウザを使ったことがあるはずです。スマホでも、情報検索では主にブラウザを用いています。

この時に大事なことは、ブラウザを使って、いかに効率よく情報検索するかです。

じつはブラウザには、ただwebぺージを見るだけでなく、様々な機能・ショートカットなどがあり、かなり効率よくwebページを検索・収集・閲覧できるようになっています。

たとえば検索一つにしても、「一定期間の情報のみ検索」だったり、「"大学生"という指定した用語は除いて検索」だったり、じつは色んな便利機能があります。

webページを閉じる時も、いちいちバツボタンをクリックしなくても、だいたい、Ctrl+Wで閉じることができますし、とにかく機能・ショートカットを知っている人ほど、素早く的確に情報検索ができます。

そして、効率良いリサーチができる=ちゃんと早めに帰宅できる確率が高まる、ということです。

ブラウザのことを良く知らない人は、ぜひ勉強しておくことをおススメします。

Office softの使い方

会社の多くでは、MicrosoftのOfficeソフトを使っています。いわゆる、ワード、エクセル、パワポです。

これらもブラウザ同様、いかに多くの機能・ショートカットを知っているかが、業務時短に繋がります。ぜひ、時間のあるうちに、色んな使い方を覚えておきましょう。

とくにエクセルなんかは、ショートカット一つを知っているか知らないかで、同じ作業における業務時間が数時間、ヘタすると一日単位で変わってきます。ビッグデータを扱う会社になるほど、それは致命的な影響になるので、本当、色々と覚えておいた方が良いです。

専門分野に関するソフト/ツールの習得

入社してから、こういうソフト/ツールは絶対に使うだろうなってものがあれば、早めに触っておいた方が良いです。

たとえばクリエイティブ系の人であれば、イラレやフォトショなどのAdobeソフトだったり、動画関係のソフトだったり、使うことになるでしょう。

機械系であれば、MATLABやCAD、エンジニアであれば、各種言語。

まあ、たぶん会社に入ってから、みっちりと学ぶことになるのですが、心配な人は自宅でも似たような環境を整えておいて、いつでも操作できる環境にしておくことが大事です。(学生時代にやっていたけど、内定~卒業まで遊んでいるうちに忘れちゃった、なんてことがないように・・・。)

グローバル編

もし、グローバルな方面に力を入れている、または今後注力していく会社であれば、英語などの外国語を習得しておくことは大事です。

また、会社によっては、定期的にTOEICなどの試験を受けさせて、賞与の評価材料の一つとするところもあるので、マスターするところまではいかずとも、勉強のとっかかり方法だけでも準備しておいたほうが良いです。

(ただ、逆の考えで、絶対に海外に行きたくないという人は、一切勉強しないという思い切った方針もアリかもしれませんが・・・。)

お金に余裕があれば、学生のうちに海外旅行なんかは経験しておいたほうが良さそうです。(社会人になると、お金はあるのに時間がないという状況にもなりますので。)

資格系

簿記3級

「会社はどうなったら倒産するのか」

この問いかけの答えは、簿記にあります。どんなゲームをするにしてもルールを知らないのでは、話になりませんので、最低限、簿記3級程度以上の知識(貸借対照表と損益計算書の意味、その読み方くらい)は知っておいたほうが良いです。

学生でいる間は、経理?簿記?って感じの場合も多いですが、社会人になってから、それも2年目、3年目以上にもなってきて、貸借対照表や損益計算書を知らないというと、ちょっと恥ずかしいかもです。(少なくとも管理職以上になりたいなら、絶対に知っておかないとダメです。)

会社に行ってから、「経常は?営利は?」なんて言葉が飛び交った時、その意味が分かる人と分からない人では、その先の仕事のできるできないにも大きく影響します。

IT/パスポート試験

先ほども書きましたが、パソコンというのは会社に欠かせません。IT/パスポート試験というのは、そういったパソコンに関することも含めて、IT知識の基礎リテラシーを学ぶことができるので、余裕があれば勉強しておくと良いでしょう。

業種次第では、仕事に役立たないかもしれませんが、ここで覚えた用語というのは必ず会社で使われているものです。覚えておいて、損はないです。

(サーバー?何それ?というような人はマジで勉強しておきましょう。)

その他、転職に備えた資格試験

就職はしたものの、早いうちに自分は転職するかも・・・という予感のある人は色んな試験を取っておくと、のちに便利です。

宅検や、公務員関連、簿記2級以上だったり、自分の好きそうな分野の資格試験を勉強しておくと良さそうです。

国民・労働者の常識編

こちらは会社にいる場合は知らなくても困らないのですが、まあ社会人の常識ということで知っておいた方が良いです。

税金の理解

自分(労働者)に関連する税金のことは最低限、把握しておきましょう。

ざっと書き出すと、

・所得税
・住民税
・年末調整
 >扶養控除等申告書の提出
 >医療費控除 など

という感じでしょうか。(社会保険は次項にて紹介。)

上記の用語については、少なくともどういうことなのか調べておいて、知っておいた方が良いです。入社して、11月か12月になった頃、必ず年末調整のお知らせがやってきて、必要書式がある人は提出するようにお達しがきますので。

あとは、税金関連の本などを見てみて、色々と知っておくことが大事です。

社会保険の話

税金と関連して、労働者・サラリーマンは、必ず社会保険の加入が義務づけられます。

ざっくり書くと、以下の通り。

▼社会保険
・労働保険(労災保険、雇用保険)
・厚生年金
・健康保険

これらは、会社の給与から自動的に天引きされて、各種機関に支払いがされます。この天引き後の金額がいわゆる手取り、です。

この時に知っておきたいことの一つが、「社保高い!4万円も引かれている!」と思うかもしれませんが、じつは会社は、その金額分を上乗せして、社保に支払いをしています。

つまり、

8万円の社会保険に対して、従業員が半額、会社が半額という割合の支払=8万円の社会保険を半額の4万円で加入できていて、本当は結構オトクなことなんです。

ちなみに社会保険なんて払いたくないって人は、会社辞めて自営業か起業でもして、色んな調整をやりまくるしか手段がないので、サラリーマンでいるうちは諦めましょう。

常識・マナー編

ここらへんは入社してから指導されるかもしれませんが、念のため、あらかじめ目を通しておくと良いです。

全国・都道府県の大体の把握

会社規模にもよりますが、就職すると、全国いろんなところの出身の人がいます。

そして、コミュニケーションをする上で、各地の話ができるかどうかというのは、とても重要なことです。

たとえば、先輩や同期が「出身は広島で~」という話になった時、「そうなんですか。行ったことないんで全然知らないです」と会話をシャットアウトするのではなく、「あー、行ってみたいと思ってます。こことこことここ・・・」とか、「遊びに行ったことあります。どのへんですか」など、話の広げ方はそれぞれです。

間違っても、「広島のある場所、よく分からないです」など、失礼な発言をしないようにしましょう。自分の無学さをアピールして何をしたいんだ、という話です。(よく分からない、という地方イジりからの盛り上げ方ができるならOKですが、その場合、相手の性格は分かった上でやったほうが良いです。)

なので、最低限、各都道府県がどこにあるのかくらいは把握しておくことが大事です。(ビジネスマナー以前の、最低限マナー)

ビジネスマナー

本でも良いし、ネットでも良いし、少し調べるだけで、この手の情報は大量に仕入れることができます。

なんでも良いので、ひとまとまりになった情報を見ておくと良いかと思います。

飲み会のマナー

こちらもビジネスマナー同様です。

著者としては、最低限、知っておくべきことは、

・上座、下座の理解
・酒の注ぎ方

などでしょうか。

ただ、酒の文化に関しては、会社や職場の人によって常識が変わりやすいので、一番良いのは、会社の先輩に過去の飲み会の話を教えてもらうことです。

スーツ・名刺入れ編

当然のことですが、スーツや名刺入れなどは入社前に準備しておきましょう。

スーツ

入社してすぐの頃は、オーソドックスなダークスーツを、2~4着ほど用意しておけばOKです。(なんならリクルートの時のスーツで良い。)

会社にもよりますが、しばらく勤務していると、あまりにリクルートじみたダークスーツではなく、グレー系だったりストライプの入った柄だったり、ちょっとハズしたデザインのものを買っていくコトになりますので、あまり買い過ぎないほうが良いです。

そんで入社してみて、会社の雰囲気を見てみて、先輩や同期の服装などをチェックしつつ、うまく順応させていきましょう。

とくに女性の人だと、コテッコテのリクルートスーツというのは最初のほうしか着ない場合が多いので、あんまり買い過ぎないほうが良いです。

名刺入れ

こちらは入社してから、ほとんどの場合、「ああ、まだ買ってないのか。買っておいてね」と言われます。

ちなみに世間一般の常識として、これは経費ではなく、自腹です。

以前、自分の後輩が、上司に向かって、「もちろん経費ですよね?」と言った時は、かなりビックリしました。(気持ちは分からなくもないですが、なぜか名刺入れは自分で備えるのがなんとなくの常識なんですよね。)

名刺というのは、その人の顔そのもの。そして名刺入れは、相手のことを自分がどれくらい気遣えるのか、という礼節の話になります。

面倒くさいと思う人もいるかと思いますが、そういう礼節の心は大事にしましょう。

なお名刺入れについては、過去記事で紹介していますので、参考にしてみてください。

会社の名刺入れは革製が無難! アルミやプラスチック製を避けるべき理由とは

まとめ

いかがでしたでしょうか。

学生でいるうちに遊んでおくことも大事ですが、じつは就職するまでの間に、色々と準備しておけることもあります。

「自分は就職したら、営業のことしかやらないから、他のことは関係ない」というような思考ではなく、「社会人になって必要な知識は何だろう?」ということを常に考えて吸収していくようにする姿勢がものすごく大事です。

出世する人や、仕事のできる人たちっていうのは、そういう自己鍛錬を人に見せず、自然とやっているものです。

先輩の「遊ぶのが一番」みたいなメッセージを本気で受け止めず、自分の進路は自分でしっかり考えて舵取りするようにしましょう!

(ぶっちゃけ、会社の人は自分の仕事や家庭のことで忙しいので、これからどれだけ勤続するかもわからん後輩、それも学生の相談に本気で付き合ってなんかくれません!)

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